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身体考10

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2021年7月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年7月29日

来院される方の中に睡眠薬を飲んでいる人がたまにいらっしゃいます。

サイレース(ロヒパノール)、レボトミン(抗不安)、ルネスタ、レンドルミン(催眠、抗不安)、スルピルド、デパス、レクサプロ、レキソタン,ユーロジン、メンドン・・いろんな睡眠薬、抗うつ剤を服用している方がいらっしゃいます。


眠れないからと言って受診して「軽い導入剤ですから・・・」と言われて処方され飲み続けていたりします。それが眠剤であったり抗うつ剤であったりします。


精神科医の内海聡氏は著書「睡眠薬中毒」のなかで睡眠薬の危険性をいろんな事例を挙げ述べられています。服用により脳内の抑制系神経伝達物質であるGABAの受容体にその成分がピタットはまって作用しているのがある時期から脳内で余り始めると体の方が受容体自体の数を減らしGABAが作用しにくくなり睡眠薬をより多く飲むようになる。

止めようとすると逆に不安や緊張が増して精神的に脆弱になり、ますます薬に依存していくようになるのだそうです。


一方、睡眠薬を止めた禁断症状のうちで多いのが不眠でありその次が強い不安だとも述べられています。肩こり、筋肉痛、頭痛もベンゾジアゼピン系睡眠薬ではよくある症状だともおっしゃっています。詳しい話は省きますが、睡眠薬には強弱はあっても筋弛緩作用を持つ成分が含まれているから飲んでいる間はそれらの症状も緩和するのだそうです。それら薬を止めるとこり感、筋肉痛がより強く感じられるようになり止められなくなり依存するのだそうです。


身体の外部の「経穴」に加えた針刺激は,求心路を経て,中枢神経系内の特定部位に興奮を起こし,自律神経系を介して生体の本来の状態へと回復させるよう働きます。

こうした脳内の働きを阻害するお薬を飲み続けている方は結果として身体の持つ恒常性維持機能も低下したままとなるので不定愁訴が続き治りにくくなってしまいます。

 
 
 

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