股関節形成不全
- keikouto59
- 2021年8月25日
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60代の女性。先天的股関節の形成不全の影響でしょうか50歳頃から左の腰から下肢にかけて痛み,ひどい時は痛み止めを服用してお仕事をされているそうですが今回、痛み止めもなかなか効かなくなって来院されたそうです。
診させていただくと骨盤は右が下がって、右腸骨は前方にも捻じれています。ひどい時は右腕や指も痺れたりすることもあるそうです。
中殿筋が弱体化して機能しにくく屈曲、特に外旋がほとんどできなくなってて特有のトレンデレンブルグ歩行が見られます。
いつものように伏臥位で下肢、背骨、上肢を整えていきます。背骨は下部腰椎の間が狭く、背骨全体が捻じれて硬くしなやかな動きがありません。
それらを一つ一つ 丁寧に愉骨してゆきます。それから仰向けになっていただくとだいぶ動きやすくなってスムーズに仰向けになれたそうです。そのまま右に比べて外旋がほとんどできない左股関節に右手を大腿骨頭辺り左手を股関節辺りに添えて誇張法で整えていきます。そうするとじわじわと股関節が広がっていきます。最後に仰臥位で骨盤をもう一度整えてから起きていただくとあれ?痛くない!とおっしゃっていました。
こんな調子で最初は週2回、週1回。2週に1回と整えていきました。現在は痛くなると早めに治療するという感じでお身体をケアされにいらしています。
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