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肝実 処置

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2019年9月8日
  • 読了時間: 2分

70歳の男性がいらっしゃいました。この人は腰痛持ちで数年に一度、いらっしゃいます。いつもは、腰部や大腰筋に問題がありました。しかし、今回はちょっと違っていました。入室する姿は、右足をかばいながら左腰に貼ったシップの痛々しさとともにベッドに仰臥してもらいました。

右足の拇趾が赤く腫れあがっています。普段は左拇趾が腫れるそうですが今回は右です。脈を診ると肝実で数です。腹症もどこを押しても圧痛があります。詳しくお聞きすると2、3日前から左腰がおかしかったが今朝起きると激痛で歩くのもやっととの事でした。5月頃に病院受診し肝臓の数値が全部上がっていたそうで6月から痛風の治療薬も服用し始め5日前からは好きな酒もやめているそうです。普通は5月に肝機能に異常があって痛風にもなり服薬するようになればその時に禁酒となると思うのですが・・・よほど、お酒が好きなんでしょう。今回はまず、於血症状を取り、両魚際に圧痛がり扁桃処置をしました。これで下準備をしてから肝実処置をしました。それから伏臥位になってもらい肝臓や循環系に関するツボに刺鍼しました。それから起き上がってもらいテストしてもらうと腰痛はかなり改善していました。

3日後にいらして観させて頂くと右足拇指の腫れも引いて赤黒かった色も薄くなっていました。

歩行動作も当初の時よりずいぶん良くなっています。同じく肝実処置を中心に治療し当初の1/10の腰の状態になりました。身体の痛みの症状は捻じれや歪みから来るものもありますが東洋医学で言う処の臓腑から来るものもあります。

 
 
 

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