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病院勤務時代

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2019年10月31日
  • 読了時間: 2分

私が病院勤務していた頃、病院の安い給料だけでは生活ができないので勤務後に温泉施設のマッサージのアルバイトをしていました。サウナに入って温まった身体を揉んで疲れや肩こりなどをほぐして気持ち良くお帰りいただく仕事でした。数人のマッサージの先輩職人に混じって先輩の技を教えてもらって「お金の取れるマッサージ」はここで鍛えられました。こういう施設に来られる人の特徴は「強揉み」(つよもみ)でないと気持ち良く感じない人たちがほとんど・・・つまり、普通の母指圧では物足りないので術者がチェンジさせられたりそれ以降、指名が入らなくなったりするのでマッサージにとって強い拇指圧力で押せることは必須要件でした。


でも、長年通っている常連客の中には鍛えられた諸先輩の指でも揉みほぐせないほどカチカチに凝り固まった肩や腰になっている人がいました。そんな人に先輩たちは肘や拇指の代替器具や人によっては足で踏んづけたりしてほぐしていました。


私は、そんなある時「どうしようもないくらいカチカチになっている人の場合はどうするんですか?」と針の免許を持っている先輩に聞いたことがありました。その先輩は、同じ刺激に体が慣れてしまっているから鍼治療に切り替えるよ。」とおっしゃいました。実際、拇指による刺激と針による刺激は生体に伝わる伝導路が違うので針による治療は有効になります。長年の経験で刺激の質が手と針では違い効果が出ることを獲得されていた先輩は素晴らしいと感激したことを思い出します。

 
 
 

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