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激しい腰痛

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2019年7月24日
  • 読了時間: 2分

更新日:2019年9月13日

よく激しい腰痛でいらっしゃる人がいます。


Kさんは2か月前にゴミ捨てをしようと少ししゃがんだ時に腰に激痛が走ってそれからペインクリニックで3回ブロック注射をしたそうですが歩くことも辛く寝返りも腹に力を入れて注意深くしないとできないという事でいらっしゃいました。階段は上がる時に力が入らないそうです。


まず、ベッドに座っていただくと骨盤の左が上がっていて腰から背中も左が固く盛り上がっています。次にベッドに寝てもらうのですが腰に響くのでだましまだしの様子。


脈を診ると実脈で痛み全開と言った感じです。腎虚で虚証タイプ。まずは、自律神経調整の鍼をして脈の緊が取れて平で柔らかくなったのでうつ伏せになってもらい仙骨際、胸椎、腰椎のポイント刺鍼しました。この時点でが起き上がるのはだいぶスムーズになりましたが痛みはまだまだ。骨盤の傾きや腰椎の左湾曲もあります。そこで別所先生の共鳴法を利用し骨盤の傾き捻じれを修正し、尾骨から腰椎、胸椎の愉骨をして立ってもらい歩いてテストをするとどんどん良くなってきます。

この人の場合、昔から仙骨、尾骨辺りが出ていて寝ると敷布団に当たって痛いことがあったそうで柔らかいものに替えて楽になったと言うこと仙骨、尾骨の後方突出もあるようでそれも共鳴法で整えました。


2回目の治療にいらっしゃいましたが前回とは見違えるほど普通に入って来られました。

だいぶ調子がいいとの事。脈も平のままで腎虚はありますがずいぶん良くなっています。

治療を加えていくと身体全体も温かくなってきて目も頭もスッキリさえてきたそうです。


自律神経系の機能が低下してじわじわと身体を侵食していているのに感じ難くっていて気が付かないうちに一番弱っている所に破綻が生じて時には痛みとして、時には内分泌系、循環器系に症状として出てくるのです。


常にそうですが西洋医学的診断、治療で良くなる症状は西洋医学の検査法で診断、治療をすればいい。でもその診断法、治療で良くならない症例はその診断法には当てはまらない原因から起きている症状なので西洋医学的観方ではない他の身体の観方を基に治療法が適しているという事。私はそう思います。

 
 
 

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