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身体考7

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2019年10月6日
  • 読了時間: 2分

2つ目は正しい姿勢を維持するという事です。


人間は朝起きて眠るまで動いていますがそれらは全て無意識での身体の使い方が繰り返されて行われています。眠っている間は問題ありませんが目覚めて地球の重力に逆らって布団から身体を捩じって起き上がり、トイレへ行く、歯を磨く、顔を洗う・・・これら日常生活動作は手指などの丁番関節を除く全ての関節で捻じりを伴って可動域範囲内の関節運動が屈筋と伸筋の拮抗によって行われています。これらは関節をこう動かしてとか考えもしないで無意識に反射的に作用して生活動作をしています。でもその結果、骨盤では左腸骨と右腸骨が捩じれていたり、左右どちらかに傾いていたり下半身に対して上半身が左回旋していたり、背骨が猫背になっていたり逆S字上に捩じれていたり、側弯していたり、頸椎がストレートネックになっていたりします。


それは何故起こるのでしょう?結論から言えばそれは偏った身体の使い方による偏った筋の収縮側とそれに伴った拮抗筋側の伸張し切った筋のアンバランス状態が生まれるからです。

昔、脳作業を長年されていた年配の方々は腰が曲がり、O脚になり、猫背、亀背の人も多かったです。以前いらした人で肩が痛いと言う職人さんがいました。いつも利き腕だけで重い金属製品を坐位で右腕一本で持ち上げ身体の前に置いてプレス機にかけて左の場所に置くと言う動作、作業を反復して行うので右腕側の鎖骨が大きくしなり飛び出していました。腰も曲がったままで丸い背中になっていました。もちろん、特定の部位を酷使するスポーツ選手はその競技に多発する特徴的な筋、腱、骨に関する疾患になり易くなります。


スポーツ選手は例外として私たちは普通に無意識での日常生活動作によって偏った反復動作の中で骨盤、脊柱、関節の捻じれ、傾き、歪みが発生します。この無意識の日常生活動作で変形した骨や椎間関節の形状やそれを巡る筋、腱、神経、血管の機能低下あるいは変性・・・変形によっていろんな症状が発生していきます。ですから、正しい姿勢の状態にしているという事はとても大切です。正しい姿勢と言うのは立っていて地球の重力に逆らわない上半身の重さを骨盤で受け両方の下肢で均等に分散して受けれるようになっていることですがこれは個々人の身体の特徴にとって変わって来ますがここでは触れないでおきます。

 
 
 

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