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交通事故

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2019年4月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:2019年4月4日

72歳女性

H30・8月に自転車に乗っていて車と接触して転倒。直後は意識を失い救急病院に搬送され左肋骨を2本骨折し、右膝パテラ内側下部を打撲し、左側頭部も打撲して外傷性の頭蓋内出血で重篤な状態であった人。病院でのリハビリも続けていますが事故後に血圧が高くなり、めまい、吐き気、頭痛、首を左右に回したりできない状態が改善しないそうです。


受傷後、時間が経過して骨折が癒えても受傷時の軟部組織の損傷部位の断裂や挫滅の瘢痕を残し予後の回復に検査で現れない可動域や微小毛細血管の循環障害などの悪影響を招いてしまいます。


しかし、それらは血液検査など各種検査では問題視されないので日にち薬として診断・経過観察されます。その当該部位の瘢痕はそのままの状態にしていると他の関連する筋の働き、血流、神経の疎通に悪影響を及ぼしそれぞれの離れた部位の機能障害を起こしていきます。ですから、それらをも含めた治療体系を考慮した治療を行わなけれな良くなりません。


この方の場合、初めはオステオパシー的施術を試みましたが術後の反応が今一なので鍼治療に切り替えました。針先での当該部位の癒着、固縮した組織を丁寧に剥し、弛緩させ、緊張を取り除き本来の体液の循環改善、筋、神経組織の再生を促します。これらも鍼治療における他法にない優位な治療方法です。その後この方は、めまい、吐き気、頭痛、首が回らないなどの症状も取れました。


鍼治療を行う多くの鍼灸師がいらっしゃいます。最近では以前とは比べ物にならないくらい多くの大学病院で鍼灸治療が受け入れられているのはその特異性が認識され始めてきたからではないかと手前みそではありますが針師の一人として私はそう考えています。

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