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整体

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2019年11月22日
  • 読了時間: 2分

1,2ヶ月に一度定期的にいらっしゃる人が今回、両足が痺れて右腰が痛いと訴えられていらっしゃっいました。


いつもと症状が全く違うので詳しくお聞きすると通常の仕事内容と異なり地べたにある大小の荷物を中腰になって持ち上げ担ぎ上げ移動させる作業を続けていたそうです。


立位で後ろ姿を見ると左肩甲骨が下がり右骨盤が下がっていて右肩甲骨が後ろに盛り上がり腰部は左が盛り上がっています。しかも、表現は変ですが和服の縮みのようにぐじゃぐじゃと縮じんだ背中になっています。うつ伏せになってもらい背骨を観ると腰骨が左に湾曲しかつ、後ろに盛り上がっています。胸椎の下部も盛り上がり後ろに出ています。上半身でも上部胸椎と下部腰椎の間で捻じれがあり、骨盤も捻じれも傾きも現れています。


昔のマッサージ師として施術していた頃は、硬くなっている個所の周辺を力の加減を考え揉んでほぐしていました。しかし、今の治療法では硬くなっている筋肉に原因を求めず骨格の歪み、捻じれの結果、筋肉など軟部組織が過度に引っ張られたり部位によっては弛んでしまったりしていると考えます。


そこで歪がみ捻じれた骨格を整えるため傾いた骨盤を整え、捻じれた骨盤を整える為にそっと骨盤に手を添えて整えます。力は要りませんそっと手のひらを整えたい方へ添えるだけです。

しばらくして、テストしてもらいますが少し改善したくらいで右腰の痛みと下肢の痺れは変わっていません、今度はもう一度、仰臥位になってもらうと、身体が骨盤を境にして「くの字」に曲がっています。ああ~ここまで歪んでいるから症状が改善しないのか・・・と、「くの字」に曲がった身体を整えもう一度立ってもらうとずいぶん良くなって痺れ、右腰痛は取れました。それから左肘の痛みは右頸椎の歪みをカウンターストレインで取って症状は無くなりました。


日常よく起こる痛み、痺れ、凝り感・・などの症状はいろんな原因で起こります。筋肉原性の物として揉むことをしても神経根性のものとしてカイロ的手法をしても今一の場合、外形を整える方法を試みることで結果として広範囲の細部の連携が整合して元の状態に戻るという事はずいぶん多くあるように思います。

 
 
 

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